公益財団法人テクノエイド協会 - Association for Technical Aids

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可搬型階段昇降機安全指導員情報

可搬型階段昇降機とは

「可搬型階段昇降機」は操作者のスイッチ操作によりクローラや昇降フット、車輪等が作動して階段を昇降する福祉用具です。 平成21年度より介護保険制度対象の福祉用具貸与品目に追加され、階段がバリアになって外出を妨げられていた在宅の高齢者や障害者の外出機会を拡大させる福祉用具として、 また介助者(操作者)にとっては腰痛予防の効果を生む福祉用具として期待されています。

可搬型階段昇降機安全指導員とは

 可搬型階段昇降機は階段上で使用するという性質上、操作を誤ると利用者を転落させる事故につながる可能性があり、 昇降操作には操作技術が要求されることから、介護保険制度では「可搬型階段昇降機」の提供を行う福祉用具専門相談員には 『階段移動用リフトの製造事業者等が実施している講習を受講し、かつ、当該講習の課程を修了した旨の証明を受けていること』 並びに『当該福祉用具の使用方法、使用上の留意事項等について十分な説明を利用者の家族等に行った上で、 実際に当該福祉用具を使用させながら指導を行うこと』が義務付けられています。
 そのため、テクノエイド協会と可搬型階段昇降機安全推進連絡会(国内メーカー等)は、利用者の家族等が可搬型階段昇降機を 安全に取り扱えるようにするため、標準化された操作方法を適切かつ安全に指導できる福祉用具専門相談員を養成することを目的とした可搬型階段昇降機安全指導員制度を構築しました。

  1. 可搬型階段昇降機安全指導員の業務と役割
    • 介護現場に向けた可搬型階段昇降機の正しい情報提供、安全使用のための啓蒙・啓発。
    • 利用者または利用者の家族等に対する可搬型階段昇降機使用の導入支援。
    • 利用者の家族等(操作者)に対する可搬型階段昇降機の操作訓練・安全指導。
    • 導入時に操作者の操作技術やその他条件を評価し、使用の可否を判断すること。また、この評価を定期的に繰り返すこと。
  2. 可搬型階段昇降機安全指導員の資格認定条件
    • 公益財団法人テクノエイド協会は下記の①~④全ての条件を満たした方に対し、可搬型階段昇降機安全指導員として 資格認定を行います。(安全指導員の資格証を所持していないと、可搬型階段昇降機の操作指導はできません。)

      ① 現在、 指定福祉用具貸与事業者にて福祉用具専門相談員として在宅で利用者に接し、選定・適合業務(事務・消毒・搬出入
        のみの業務担当者を除く)に2年以上従事していること
      ② 車いすの取扱い並びに移乗介助が安全かつ適切に行えるレベルであること ※1
      ③ 可搬型階段昇降機安全指導員講習【機種別講習】を受講し、合格の判定を受けること ※2
       (機種別講習を修了した機種のみ操作指導が可能となります。)
      ④ 可搬型階段昇降機安全指導員講習【基礎講習】を受講し、修了試験に合格すること

      ※1 車いすの取扱いや移乗介助が安全かつ適切に行えるレベルとは、
        i.公益財団法人テクノエイド協会が実施している「福祉用具プランナー研修」の修了者
        ii.一般社団法人日本福祉用具供給協会が実施している「福祉用具選定士」の修了者
        iii.その他研修等において、実習形式で車いすの取扱い及び移乗介助に関する指導を受けた者
        iv.その他の資格(介護福祉士等)を所持し、上記に準ずるレベルを有する者を想定している

      ・その他上記に該当する主な研修・資格
       リフトリーダー養成研修、介護実習・普及センター等が主催する実習形式の「車いす」及び「移乗」関連の研修会等
       義肢装具士、保健師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士等資格
      ・上記に該当しない主な研修・資格
       福祉用具専門相談員指定講習会、福祉用具供給事業者研修会、社会福祉士、福祉住環境コーディネーター

      ※2 機種別講習を受講合格してから、2 年以内に安全指導員資格の申請を行わない者は、申請資格を抹消され、再度機種別講習
         を受講合格しない限り、安全指導員資格の申請は出来ないこととする(機種別講習と基礎講習はどちらを先に受講しても
         構わない)。

  3. 可搬型階段昇降機安全指導員の資格取得方法
    • ※機種別講習、基礎講習の受講順序は問いません

    資格認定の申請方法の詳細、申請書書式についてはこちら

可搬型階段昇降機安全指導員講習について

可搬型階段昇降機安全指導員講習は次の2つの講習により構成されます。

  1. 機種別講習
    • 可搬型階段昇降機の操作方法・指導方法の実技講習で、機種別に行われる。【原則として4時間以上】
    1. 機種別講習受講者の条件
      • 以下の身体的条件を満たすもの
        ①年齢:原則16歳以上、70歳以下
        ②身長:原則150cm以上
        ③体重:原則45kg以上
        ④平衡感覚:後ろ向きに階段を昇ることができる
        ⑤四肢の状況:両手両足に不自由がなく、一定の握力を有していること
        ⑥聴覚視覚:聴覚視覚に問題がない
        ⑦病歴:発作性の病気などを持っていないこと。認知症の症状がないこと
        ※上記①~⑦に該当しない方は、機種別講習が受講できない場合もあります。事前にメーカーにお問い合わせください

    2. 機種別講習の実施について
  2. 基礎講習
    • 可搬型階段昇降機を提供する上で必要な知識を学ぶ座学及び修了試験【4時間】
    1. 基礎講習受講者の条件
      • <基礎講習受講者の条件は特に設けておりません>

    2. 基礎講習の実施について
    3. 基礎講習会修了証書の交付
      • 基礎講習会において全単元を履修し、基礎講習会修了試験結果に合格した者(20点満点中15点以上)を 可搬型階段昇降機安全指導員講習(基礎講習)修了者とし、公益財団法人テクノエイド協会理事長名による 『可搬型階段昇降機安全指導員講習(基礎講習)修了証書』を交付します。
ヒヤリハット・事故報告提供のお願い

顕在化されにくい事故事例やヒヤリハットを広く収集し安全対策を講じる為に、報告書の作成にご協力下さい。